カレメオンのどうでもいいぶろぐ

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PLLのCP読み講座

こんにちは、カレメオンです。

この記事はSpeedcubing Advent Calendar 2021の二日目の記事です。

昨日の記事はSakakiさんの  4BLDで非公式Sub4分を達成した時の分析・記憶・実行のやり方  でした。かなり力の入った超大作でしたが、3×3のBLDですら挫折した自分にとっては難しすぎました…笑

明日の記事はうえしゅうさんの  ZBLLについて  です。最近は僕もZBLLに少しずつ手を出しているので、どのような記事になるのか楽しみです。

 

 

さて、この記事では、3×3  PLLのCP読みについての説明をします。

 

 

はじめに

この記事ではCPに関するやや発展的な内容を扱います。COLLや2×2のCLLなどについて理解していると話がより分かりやすくなると思います。

また、ここで紹介する技術はSub10をしているキューバーでも使う人は少ないです。速くなるために絶対に必要というものでもないので、「こんなものもあるのか」程度に読み流してもらって構いません。

駄文です。


CP読みとは

CP読みは、OLLを回す際にその後のPLLのコーナーの状態も把握するテクニックです。

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このgifでは、OLLを回した直後にU2をして、PLLを回すためのAUFを事前に行なっています。これがPLLのCP読みです。

 

もう少し詳しく見てみましょう。

PLLをコーナーにのみ着目すると、3つの種類に分けられます。

1,無交換

コーナーの位置が正しい状態

例)U Perm,H Perm

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2,隣接交換

隣り合うコーナーが入れ替わっている状態

例)T Perm,G Perm

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3,対角交換

対角線上にあるコーナーが入れ替わっている状態

例)N Perm,E Perm

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CP読みでは、OLLの時点でPLLが上に挙げた3つのうちどのパターンかを判別します。そして、隣接交換については、ヘッドライト(正しい向きで揃っている2つのコーナー。上のT Permの画像だと左面にあたる)がどの面に現れるかを先読みします。

 

CPという言葉の定義については様々ですが、この記事ではコーナーの位置が合っているか否かの「コーナーの状態」として使っていきます。


CPを読むことの利点

CPを読むことでOLLを回す前にPLLの選択肢を絞ることができ、判断の簡略化や判断時間の短縮が期待できます。他にも技術的な面とは別に、選択肢が減ることで心に余裕を持ってPLLに取り組めます。

また、コーナー隣接交換のPLLは、ヘッドライトをL面に置いて回すものが殆どです。ヘッドライトの位置を読むことでOLLの後にヘッドライトをL面に置くためのAUFまで分かり、PLLまでの流れをよりスムーズに繋げることができます。上のgifではこれを行っています。

 

CPのパターン

CPには大きく分けて7種類,全43パターンがあります。また、CPが同じでもEOに複数のパターンがあるため、一つの種類のCPに対して複数のOLLがあります。それぞれのCPのパターンについてはこちらを参照してください(ROUX MethodのCMLLの手順表です)。

それぞれのパターンは、コーナーの3,4カ所間の色関係(同色か,隣接色か,対面色か)を基に判別します。参考までに、僕が使っている判断基準を下に載せておきました。僕は○をつけた場所の間の色関係でパターンを判別しています。丸の色に意味はありません。

 

Sune Cases

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AntiSune Cases
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Pi Cases
f:id:Karemeon_Cube:20211130224007j:image

 

T Cases

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U Cases
f:id:Karemeon_Cube:20211130224033j:image

 

L Cases
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H Cases
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CP読みの方法

それでは、具体的な例を示しながら説明します。言葉と画像だけでは説明の限界があるので、実際に自分でキューブを回しながら読むことをオススメします。


T Caseを例にしてみましょう。

このCPのOLLには29番や34番などがありますが、ここでは33番を例にします。

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このOLLの手順はR U R’ U’ R’ F R F’です。上に載せた判断基準を基にすると、全部で6種類あるCPのパターンのうち、この手順を回した後にCPが揃うのは「下の列が同色,上の列が対面色」のときになります。

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対して、このパターンと対極の関係にある「下の列が対面色,上の列が同色」のとき、CPは対角交換になります。

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これ以外の4つのパターンだった場合、CPは隣接交換となります。ヘッドライトの位置についてはこの下に書いてあります。

初めはCPが無交換か隣接交換か対角交換かの3つが判別できれば充分ですが、最終的には隣接交換でのヘッドライトの位置まで読めるとより良いです。CP読みの真髄はヘッドライト読みにあります。

そして、これをT Caseの『基本の型』とします。

 

基本の型

L Casesを除いた6種類のCPには、それぞれに基本の型があります(僕が勝手に決めました)。それらのパターンを押さえておくだけで、全部で57パターンがあるOLLのうち半分近いOLLのCP読みに対応できます。僕の場合は基本の型のみで28個のOLLに対応していました。CPの変化の仕方は使っている手順によって変わるため、人によってこの数は増減します。

 

それぞれの基本の型をこの下に置きました。これは覚えるしかないです。頑張りましょう。

L Casesは手順ごとにCPの変化がバラバラであり、一般性のある基本の型がほぼ無いため、基本の型が見つかりませんでした。ちなみに僕は、L Casesは他のCaseと比べて判断が難しいように感じるため、 L CasesのCP読みは殆ど行っていません。

一部の画像の下に書いてあるB,R,F,Lは、それぞれの手順を画像の下をF面にして回した後にヘッドライトが現れる位置を示しています。

 

O Cases

例)OLL28 : r U R' U' M U R U' R'

OLL57 : R U R' U' M' U R U' r'

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Sune Cases

例)OLL27 : R U R' U R U2 R'

OLL15 : r' U' r R' U' R U r' U r

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AntiSune Cases

例)OLL26 : R U2 R' U' R U' R'

OLL16 : r U r' R U R' U' r U' r'

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Pi Cases

例)OLL22 : R U2 R2 U' R2 U' R2 U2 R

OLL49 : r U' r2 U r2 U r2 U' r

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T Cases

例)OLL33 : R U R' U' R' F R F'

OLL32 : S R U R' U' R' F R f'

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U Cases

例)OLL45 : F R U R' U' F'

OLL46 : R' U' R' F R F' U R

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H Cases

例)OLL21 : R U2 R' U' R U R' U' R U' R'

OLL54 : r U R' U R U' R' U R U2 r'

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気をつけてほしいのは、この表のヘッドライトの位置は、画像の下側をF面として回したときの場合を示していることです。これらの基本の型は開始面が異なる場合は、ヘッドライトの現れる位置もそれに合わせて変化します。

例えばこの2つ。OLL45[F R U R' U' F']とOLL41[R U R' U R U2 R' F R U R' U' F']はどちらも基本の型の手順ですが、開始面におけるコーナーの向きが異なります。

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OLL41のコーナーの向きはOLL45のものをU回転した形になっています。また、OLL45のではヘッドライトはB面に現れます。よって、OLL41のヘッドライトの位置はB面からU回転だけずれる=R面に現れることが分かります。

これにも対応できる表を作れば良かったと、今になって後悔しています

 

ところで、ある2つの手順を先ほどの判断基準を基にして比較したとき、一方では同色の関係になっていた部分が他方では対面色に,一方では隣接色だった部分が他方でも隣接色であったとします。この2つの手順をまとめて「対極の手順」と呼ぶことにします。

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例えば、この2つは対極の手順であると言えます。どんなCPにも、必ず相手となる対極の手順があります。

上に挙げた画像から、対極の手順同士では、PLLのCPも反対の関係になることが分かります。一方が無交換だったとき、他方は対角交換に。逆も然り。ヘッドライトの位置はそれぞれ反対側の位置に現れます。これを理解していると、6つあるCPのパターンのうち下の図の片方の列の3つを覚えれば、その対極の手順のCPについては即興で対応できます。が、瞬時に判断するにはかなりの技術が必要になるため、僕はあまりオススメしません。

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基本の型が使えない例外パターン

基本の型が対応しているのは約半分のOLLのみで、残りの半分は自力で法則を見つける必要があります。とはいえ、それも難しくはありません。「無交換と対角交換になるCPは基本の型と同じだけれど、ヘッドライトの位置だけが基本の型と異なる」など、基本の型に似ているものも多いためです。SuneのCPであるOLL8やOLL11はその一つの例です。また、基本の型になれる程の一般性は無いけれども複数の手順に使うことのできる型も存在します。それら一つひとつを挙げるとキリが無いため、ぜひ自力で見つけてみてください。ここまでくると、きっと楽しめるはずです。

 

小技とか

・CPを読むためには最低でも3カ所の色を確認する必要がありますが、その内の2カ所の色が確認できれば、CPのパターンを2択に絞り込むことができます。

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例えばこの画像の場合。このOLLを基本の型に対応したアルゴリズム[r U2 R' U' R U' r']で揃えるとします。

この状態では、左上の青と右下の緑が対面色の関係であります。この2カ所の色関係を確認することで、PLLは無交換か対角交換のどちらかであることが分かります。このように、2箇所の色が分かればCPのパターンを2つにまで絞り込むことができます。そして、その絞り込まれた2つのCPは必ず対極の関係になります。

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手順を回した後はこのようになりました。ここから、PLLは対角交換だと確定できます。そして、F面に青のブロックと緑の対面色があることから、PLLはV PermかY Permの二つにまで絞ることができます。ちなみにこれはV Permです。

もしCPを全く読んでいなかったら、この時点ではPLLが隣接交換と対角交換の2つの可能性がまだ残っているため、判断により多くの時間を要したはずです。完璧なCP読みはできずとも、少しでも読むことでその後の処理をよりスムーズに行えるようになります。

 

・U Permの手順をM系にすることで、無交換PLLのアルゴリズムの一手目をM2に統一ができます。これにより、CPが無交換だと読めた場合はOLLを回し終える前にM列の構えをしておくことができ、よりスムーズにPLLへと移ることができます。

 

・1つのOLLに対して、無交換になるCPが異なる手順を2個以上覚えておくことで、一方の手順を回したら対角交換になるパターンももう一方の手順を回すことで回避することができます。これの上位互換で、OLLで CPに合わせた手順を回すことでPLLを必ず無交換にするSubstepをOLLCPと呼びます。

 

・上で紹介したOLL33とCPが同じでアルゴリズムが似ているものとして、OLL24[r U R' U' r' F R F']とOLL32[S R U R' U' R' F R f']があります。これらは上のアルゴリズムにスライスムーブを加えたものです。スライスムーブはエッジのみを動かしてコーナーには影響を与えないため、CPの判断方法は変わりません。これはこのOLLに限らず、他のCPのOLLにも当てはまります。

また、OLL19は一般的な手順[r' R U R U R' U' r R2 F R F']では基本の型が使えませんが、[S' R U R' S U' R' F R F']と、OLL33にスライスムーブを加えた形に変形することで、上と同様に基本の型が使えるようになります。このように、基本の型が使えるOLL手順に乗り換える手もあります。

 

・ヘッドライトの位置が読めたら、その利点を活かすためにもPLLの二側面判断ができるようになっておきたいです。ヘッドライトの位置は既に分かっているため、前情報が無い場合よりも少ない情報量で楽にPLL判断ができる筈です。A PermやJa Permなどの PLLは、ヘッドライトをL面に置く手順に乗り換える手もあります。僕はこの3つの手順を使っています。

Aa Perm : R U R' F' r U R' U' r' F R2 U' R'

Ab Perm : R' D' R U2 R' D R U R' D' R U R' D R

Ja Perm : x R2 F R F' R U2 r' U r U2 x'

ヘッドライトの位置が読めたらそれをL面に持っていくのが一般的ですが、敢えてそれを行わない手もあります。例えばヘッドライトがB面に来ることが読めた場合、AUFをせずにF面とR(L)面を見ることで、ヘッドライトの位置とニ側面の情報を把握することができます。ヘッドライトをL面に置いて二側面判断をするよりも簡単に、より確実な判断ができます。

 

・世界のトップキューバー達はOLLからPLLまで一切手を止めることなくソルブしていますが、彼らはCP読みと同時にOLLで保存されるブロックを読んでいます。

僕もあまり詳しくないので多くは書けませんが、簡単に残しておきます。

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例えばこのOLLをr U R' U' r' F R F'で揃えるとします。このOLLは基本の型が使えるため、ヘッドライトはR面に現れることが分かります。また、このOLLの特徴として、右手前にあるこの2×2×1のブロックは位置が変わることなくPLLまで保存されます。

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ここから、PLLは

1,隣接交換

2,ヘッドライト(オレンジ)とその間のエッジ(赤)が対面色の関係

3,ヘッドライトを含んだブロック(オレンジ緑の1×1×2)ができている

の3つの要素を含むことが分かり、T Permであることが確定します。

これは一つの簡単な例ですが、トップキューバー達はこのような保存されるOLLのブロックまでも頭に入れて、それらを瞬時に組み合わせてPLLを読んでいます。恐ろしいですね。

 

まとめ

最後に一つ、CP読みをするにあたって大切なことがあります。それは、"決してCP読みに時間をかけないこと"です。CP読みはあくまでPLLの補助をする存在に過ぎず、この技術を身につけても短縮できるのは0.1〜0.3秒ほどです。CP読みをするためにOLLの判断に時間をかけてしまっては本末転倒ですし、「上手く読めたらラッキー」くらいの気持ちで取り組むべきだと考えます。

 

以上がCP読みについての説明です。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
質問や修正すべき点がありましたら、@Karemeon_Cubeまで連絡していただけると助かります。

 

 

じゃあの👋

 

2×2の中級解法『Super Ortega Method』を考案しました

こんにちは、カレメオンです。

 

先日『Super Ortega Method』というOrtega Methodを発展させた中級解法を考案したので、ここに解法を残しておきます。 

 

 

Super Ortega Methodを覚える前に

Super Ortega Methodを覚える前に、やっておいてほしいことが2つあります。

 

まず、Ortega Methodを使いこなせるようになってください。

名前の通り、この解法はOrtega Methodの進化版です。まずは基礎となるOrtega MethodでSub4ができるくらいのレベルになっておきましょう。

 

もう一つ、『反対色』について理解しておいてください。

反対色とは、その面の反対側の面にある色のことです。世界基準配色の場合、白の対面色は黄、青の対面色は緑、赤の対面色はオレンジ といった感じです。

二つの色を見せられて、それが反対色なのかそうでないのかを瞬時に判断できるようになっておきましょう。

 

この2つができるようになったら次に進んでください。今はできない方も、練習を頑張ってまたここに来てください。待ってます。

 

Super Ortega Methodの解法解説

Super Ortega Methodは

一面(不完全でも可)→OLL→PBL

の順番で揃えます。これはOrtegaと同じです。

そして、Super Ortega Methodの特徴はOLLにあります。

 

Ortegaでこのようなパターンがあったのを覚えていますか?

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これは上段が無交換,もしくは対角交換で、下段が不完全一面のOrtaga PBLです。Ortegaの場合、恐らく多くの人はx2かz2で持ち替えて手順を回していたと思います。しかし一瞬の勝負である2×2において、持ち替えは大きなタイムロスとなります。なるべくこのパターンは避けたいですね。

 

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そしてこれは上段が隣接交換のOrtaga PBLです。これは持ち替え無しで処理できるパターンです。

つまりOLLを回した後に上段が隣接交換であれば、持ち替えをしないでPBLを回せるということです。これを可能にするのがSuper Ortega Methodです。

 Super Ortega MethodではOLLで工夫をして、PBLで意図的に上段に隣接交換一面を作るようにします。

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これによりPBLがこの三つに絞られて、持ち替え無しで解くことができるようになります。そして、上段が隣接交換であることがあらかじめ分かっているのでPBLの判断がより簡単になります。

また、EG1と同様、下段が隣接交換のときは必ずバーをB面に作ります。

 

覚える手順

Super Ortega Methodでは計17個の手順を使います。既にOrtegaで使っている手順もあるので、覚えるべきは7個ほどになります。

暗記は大変ですが、頑張りましょう。

OLL手順に書いてあるに[A]と[B]ついては、次項で解説します。

 

OLL

f:id:Karemeon_Cube:20210515221632p:plain

Sune

[A]LF'L'FL'U'L

[B]RUR'URU2R'

 

f:id:Karemeon_Cube:20210515221639p:plain

AntiSune

[A]R'FRF'RUR'

[B]L'U'LU'L'U2L

 

f:id:Karemeon_Cube:20210515221658p:plain

Pi

[A]RU2R'U'RUR'U2R'FRF'

[B]FRUR'U'RUR'U'F'

 

f:id:Karemeon_Cube:20210515221710p:plain

U

[A]R'U'F2U'RUR'UF2R

[B]FRUR'U'F'

 

f:id:Karemeon_Cube:20210515223033p:plain

L

[A]FRU'R'U'RUR’F'

[B]RU2R2FRF'RU2R'

 

f:id:Karemeon_Cube:20210515223424p:plain

T

[A]RUR'U'R'FRF'

[B]RUR'URU2R2F'RU'R'F2R

 

f:id:Karemeon_Cube:20210515221722p:plain

H

[A]RUR2FRF'RUR'URUR'

[B]R2U2R'U2R2

 

PBL

画像の左面をF面とします

f:id:Karemeon_Cube:20210515231438p:plain

y R'FRF'RU2R'URU2R'

 

f:id:Karemeon_Cube:20210515231442p:plain

y2 R2U’R2U2F2U’R2

 

f:id:Karemeon_Cube:20210515231450p:plain

y2 R'UR'F2RF'R

 

A手順とB手順の使い分け

上に書いてあったOLLの手順 [A]と[B]は、U面の色の関係によって使い分けます。この2つを使い分けることで、PBLの際に必ず上段に隣接交換を作れるようになります。

f:id:Karemeon_Cube:20210515200024j:plain

例えばSuneの場合、丸で囲んだ3箇所の色を確認します。このとき、『3箇所の色が反対色のみ』であればA手順、それ以外ならB手順を使います。

他のOLLも、特定の箇所の色を簡単な基準に当てはめるだけでAかBかの判断ができます。この下にそれぞれのOLLの判断基準を載せておきます。丸の色に意味はありません。

 

Sune,AntiSune

f:id:Karemeon_Cube:20210515210541p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210515210552p:plain

[A]丸で囲んだ3箇所の色が反対色のみ

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[B]それ以外

 

Pi,U

f:id:Karemeon_Cube:20210515224718p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210515225321p:plain

[A]丸で囲んだ2箇所のうち、"どちらか"の色が揃っている

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[B]それ以外

丸で囲んだ2箇所が共に揃ってるときは[B]なので要注意‼

 

L

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[A]丸で囲んだ2箇所が同色もしくは反対色

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[B]それ以外

 

T

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[A]丸で囲んだ2つの色が同色or反対色

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[B]それ以外

 

H

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[A]U面が2色のみ

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[B]それ以外

 

 ここに載ってるOLL手順は全てCLLなので、手順を回す前と後で下段の状態は変わりません。例えば、下段が隣接交換なら手順を回した後も下段は隣接交換のままになります。上段には必ずバーができるので、一面を作った時点でPBLのパターンを一つに絞ることができます。

下段が無交換なら

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隣接交換なら

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対角交換なら

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といったところです。これもOrtegaには無い大きな利点です。

 

例外:OLLスキップ

この解法はOLLに工夫がされているので、OLLスキップの場合は持ち替えが必要なPBLが発生する可能性もあります。そのようなときは素直に持ち替えて回すか、追加PBL手順を回しましょう。

追加PBL手順はここに多く載っています。追加PBL手順は玉石混交で、持ち替えて回したほうが速い場合もあります。各自で判断して有効に活用してください。

 Varasano/Ortega — Cyotheking

https://docs.google.com/spreadsheets/u/0/d/1OFXakCV85Mp2zsQBXMxiMX9a506JeAcLnUXZr8FgXAY/htmlview#

 

この解法の長所と短所

この解法には、良い点も悪い(までは行かないけどあまり良くない)点もあります。

 

長所

  • 持ち替えがほぼ無くなる

 

  • Ortegaよりも速くなる,タイムが安定する

持ち替えが無くなったことにより、PBLのパターンにタイムを左右されることが減りました。

 

  • PBL読みが容易になる

上に書いたように、下段の状態でPBLのパターン確定ができるので、OLLを回した後に判断に割く時間が大幅に削減されました。

 

短所

  • 単発の好タイムが出にくい

この解法では上段の完全一面を揃えられる場面でも敢えて正しくない手順を使って上段に隣接交換を作ります。なので、この解法では一面→OLL→PBLの順に解く限り、PBL Skipが起こりません。

タイムは安定しますが、単発での好タイムは狙いにくい解法になっています。

 

  • OLLの判断が難しい

この解法では、OLLを判断するために複数箇所間の色関係を確認する必要があります。難易度はそれほど高くはありませんが、 Ortegaから移行したばかりだと判断に時間がかかるかもしれません。

 

  • OLLにタイムを左右されやすい 

気が付いた方も多いと思いますが、この解法で使うOLLは6手と短いのものもあれば、10手以上かかるものもあります。この2つではタイムに0.5秒ほどの差が生まれます。OrtegaではPBLの運要素が強かったのに対し、この解法ではOLLの運要素が強めになっています。

1つのOLLに対して6つあるパターンを2つの手順で対応するとなると、使える手順が限られてくるのです。上に載せているものに変わるような良い手順があったら、是非教えてください(CLLに限ります)。

 

 

更に速くなるためには

この解法に慣れてきて更に上を目指したいという方に、いくつかの追加テクニックを載せておきます。

できるだけ先読みをする

これが最優先事項です。先読みについて僕からアドバイスできることは「とにかく練習しろ」くらいです。ソルブの数をこなして、15秒間のインスペクションでOLLまで読めるくらいの先読み力をつけてください。慣れればPBLのパターン判別まで簡単に読めるようになります。

 

OLLの例外パターンを覚える

上に書いたように、この解法ではあえて上段に隣接交換を作るのでPBLスキップが起こりません。

しかし、下段が完全一面の場合かつ特定のパターンの場合に限り、本来ならA(B)手順を使うところでB(A)手順を使うことでPBLスキップをすることができます。いわゆるCLLというやつです。A,B手順のそれぞれのCLLを載せておきます。

 

A手順を使うCLL

f:id:Karemeon_Cube:20210516165650p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516165701p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516165712p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516165724p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516165745p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516165759p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516165805p:plain

 

B手順を使うCLL

f:id:Karemeon_Cube:20210516165921p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516170403p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516165950p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516170029p:plain

f:id:Karemeon_Cube:20210516170237p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516170050p:plainf:id:Karemeon_Cube:20210516170114p:plain

 

120手順暗記を頑張る

結局はこれになります。Sub2.5を目指すのであれば、CLLとEG1とEG2の計120手順を覚えましょう。暗記はかなり大変ですが、覚えた後は2×2が格段に楽しくなります。是非、120手順を覚えて一緒に2×2を楽しみましょう‼

 

まとめ

この解法が周りから評価されるかちょっと不安ですが、個人的にはお気に入りの自信作です。

僕も使ってみたところ、AO12でSub2.5ができました。

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『2×2が速くなりたいけど、120手順を覚えるのはキツい』という方には是非試していただきたいです。 きっとOrtegaよりは速くなれるはずです。

改善点等ありましたら、ここでもTwitterでも教えていただけると助かります。

 

これをきっかけに2×2の競技人口が増え、2×2界がより活発になることを願っています。

 

 

今回の記事はここまでです。

下手な文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

ではまた

ごあいさつ

こんにちは、カレメオンと申します。

高校二年生のスピードキューバーです。

 

このブログを立ち上げるにあたって、まずは軽く自己紹介をしておきます。

まず、僕の名前は「カメレオン」ではなく「カレメオン」です。どっちで呼んでもらっても構いませんが。

名前の由来は

・スピードキューブの一瞬で色が変わる様子がカメレオンを連想させた

・小学校低学年の頃はカメレオンの名前をカレメオンだと思っていた

といったのものです。

 

@Karemeon_Cubeという名前でTwitterもやっています。ちぇけら。

 

ルービックキューブを初めて解いたのは2016年、そこから3年後の2019年9月にスピードキューブを始めました。なので、現在のスピードキューブ歴は一年半です。

 

3×3と2×2をメイン競技としています。この二つはトリコンでたまに入賞しています。最近はこれに加えてSkewbとClockもメイン競技にできるように練習をしています。4×4も頑張っていますが、一向に上達の気配が見えません。

 

PB(2021年4月現在)

3×3

1/5/12/100=5.79/7.25/8.30/8.97

2×2

1/5/12/100=0.40/1.26/1.69/1.97

 

このブログでは、スピードキューブに関する様々なことをメモ感覚で残していく予定です。

拙い文章ですが、暖かく見守っていただけると嬉しいです。

 

よろしくお願いします